全宅(ハト)と全日(ウサギ)どっちがいい?保証協会の違いと選び方

全宅(ハト)と全日(ウサギ)どっちがいい?保証協会の違いと選び方

宅建業を開業するとき、多くの方が迷うのが保証協会の選択です。「全宅(ハト)」と「全日(ウサギ)」の2団体があり、どちらか一方にしか加入できません。この記事では、両者の違いをわかりやすく比較します。

そもそも保証協会とは?

宅建業法では、営業を開始するために営業保証金1,000万円(本店分)を法務局に供託することが義務付けられています。しかし、保証協会に加入すれば、弁済業務保証金分担金60万円(本店分)を納めるだけで営業保証金の供託が免除されます。

現在、国から指定を受けている保証協会は次の2団体です。

  • 全国宅地建物取引業保証協会
    公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)の会員が加入する保証協会で、通称「ハト」です。
  • 不動産保証協会
    公益社団法人 全日本不動産協会(全日)の会員が加入する保証協会で、通称「ウサギ」です。

愛知県での加入費用の比較

愛知県で本店のみ・4月入会の場合の概算費用を比較します。

  • 全宅(ハト)
    愛知県宅建協会の入会金等が約917,200円(代表者が専任宅建士を兼ねる場合)、全宅保証の入会金・分担金・会費が約806,000円で、合計は約172万円です。
  • 全日(ウサギ)
    全日本不動産協会・不動産保証協会・全国不動産協会の入会金・分担金・会費を合わせて、合計は約168万円です。

会員数とシェア

全宅は全国の宅建業者の約80%が加入しており、圧倒的なシェアを持っています。愛知県内でも約5,700会員が所属しています。全日は全国で約20%のシェアで、規模は全宅より小さいものの、近年は加入者が増加傾向にあります。

サービス・機能の違い

全宅(ハト)

会員向けの不動産情報流通システム「レインズ」への接続環境が整備されており、物件情報の掲載サイト「ハトマークサイト」を利用できます。また、会員数が多いため、地域の支部活動や同業者とのネットワークが充実している点が強みです。愛知県内には多くの支部があり、地域密着のサポートを受けられます。

全日(ウサギ)

レインズへのアクセスは可能です。また、全日独自の物件情報サイト「ラビーネット」を利用できます。会員数が少ないぶん、対応が手厚いという声もあります。

どちらを選ぶべきか?

保証協会としての基本的な機能(弁済業務保証金の供託代行)はどちらも同じです。選び方の目安として、以下のような考え方があります。

全宅が向いている方

地域の同業者ネットワークを重視したい方、業界最大の組織に属する安心感を求める方、愛知県内の支部活動に積極的に参加したい方です。

全日が向いている方

初期費用を少しでも抑えたい方、少数精鋭の団体のほうが肌に合う方です。

迷った場合は、開業予定エリアの近くにある各団体の支部に問い合わせて、雰囲気やサポート内容を確認してみるのがおすすめです。

まとめ

全宅と全日は、保証協会としての基本機能は同等であり、費用の差も大きくありません。会員数やネットワークの規模、地域の支部との相性などを考慮して選ぶとよいでしょう。

どちらの協会に加入する場合でも、みらい行政書士事務所が加入手続きをサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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